1枚のチケットを5枚に増やした男、難波の駒之助こと越岡裕貴さん
昨年末の「ENTA!」でふぉ〜ゆ〜主演舞台を初めて観劇して以来、すっかりふぉ〜ゆ〜の魅力にハマってしまった私。
完全に箱推し、4人全員大好きだけど、その中でも越岡さんが好きだな〜と思ってた。
ENTA!の後、年が明けてすぐのA.B.C-ZのLove Battle Tour横アリ追加公演で、公演中ふぉ〜ゆ〜がえびの代わりにラジオの生放送をするという企画でステージに上がった時にまた生で見て、やっぱり好きだなと思った。
すでに申し込みの終わってたEndless SHOCKのチケットも一般で確保することができ、3月になるのを楽しみに待っていた。
ほどなくして骨折した。
(越岡さんも私も)
第5中足骨骨折したけど現場Must go onしました。 - 青色のボンフィン
帝劇で越岡さんの姿を見ることは叶わなかったけれど、全快したことを知りホッとしていた頃、発表された舞台「七人の侍」。
来た!!!
越岡さんが舞台に出る!!!
しかも七人の侍!時代劇!絶対かっこいい!!
しかし、発表があったものの事務所からの公式なお知らせがなかなか出なかったり、プレイガイドのチケット発売が延期になったり、なにやら不穏な空気が漂っていて、ついには発表の9日後にタイトルも内容も役名も変更になり、オリジナル時代劇として再スタートを切ることになった、と…(今思い返しても意味わからないな???)
「諸般の事情により」としか説明されなかったけど、原作の権利関係のなんやかんやで揉めたとか揉めてないとか…。
稽古期間中も、出演者の方々のブログやツイッターで「不安」「台本が毎日変わる」といった声が聞かれ、「いったいどんな仕上がりに…???」とこちらも不安になっていた。
ただでさえあんまりwebの更新をしない越岡さん、たまに更新したと思ったら「またてらにしくんとデートした報告かい!!!」ってなるし。(羨ましい)(羨ましい)(羨ましい)(てらにしくんになりたい)
初日を終えたあとやっと更新してくれたけど、多くを語らない越岡さん。
東京公演が終わり、ネタバレもあまり見ないまま私が観劇する日が近づいて来た。
大阪公演の前日に更新されたwebは、写真がやばそうな気配がすごくしていたので、怖くて見れなかった。
越岡さんの写真怖くて見れません
— アヤ☃️❄️ (@loflowers_) June 4, 2019
なぜなら私が越岡さんのこと好きって思ってから初めての現場が迫ってるからです
(観劇終わってから見たら余計死んだ)
そして迎えた大阪初日。
前に来たときは松葉杖で、降りられなかった大阪城公園駅の階段を自分の足で降りていることに感動を覚えつつ会場へ。
初めて訪れたTTホールは、今年の2月に開業したばかりらしく、まだ新しい匂いがした。
パンフレットは観てから考えよう、と思い席に着く。両隣は多分他の出演者さんのファンと思われるマダム。双眼鏡の調整をしたら、前回使ったのがたまアリだった為なかなかピントが合わず苦戦した。
18:30 開演。
浪人の市蔵(京本さん)が藪で襲われ、殺陣シーンから始まり、これがきょもパパ…!かっこいいなぁ、と思ってると、いきなりもう1人浪人が飛び出してきた。
「お前ら!!!!卑怯だぞ!!!!!!!」
ハ!!!??
何このめちゃくちゃ腹から声出てる人!?
え!!??
まさか!!!??
越岡さん!!!!!?????
アーーーーーーーーーーー越岡さんやーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
え???
なんなの????
こんなかっこいいの??????
聞いてない!!!!!!!!!!!
端正なお顔から発せられるいつもより太い声、刀さばき、敵の攻撃をかわす仕草、舞台上を駆け回りそれなりに高さのある段差から軽々とジャンプする姿、もう、あまりにかっこよすぎて涙が出そうになった。(殺陣見て泣くって何???)
友達やフォロワーさんで観劇した人が全然いないので(悲)軽く説明しとくと、物語はザ・時代劇!って感じの勧善懲悪。
殿様が江戸に行ってる間に、新しく着任した国家老とその側近がこっそり金を採掘してて、金欲しさにこの町を国家老の所有地にすると町人たちに告げる。
このまま慣れ親しんだ土地に住みたいなら高い税金を払え、できないなら出て行け!と言われて困り果てた町人たちを助ける為、柘植(里見さん)と市蔵と駒之助が、荘一郎(福士くん)をはじめとする藩の若い武士や町人たちと力を合わせて国家老たちをやっつける。ラストは激闘の末、散る市蔵。市蔵の遺髪を故郷に届けた後、またこの町に戻ってくると約束する駒之助。
※めちゃくちゃ端折ってます
越岡さんの演じる浪人・難波の駒之助は、向こう見ずで喧嘩っ早いけどそれは正義感からくるもので。困ってる人はほっとけない熱い男。
だからすぐ大きな声出したり啖呵切ったりするんだけど、その度に背筋がしゃん!となる程の迫力のある声でもう、めちゃくちゃ、かっこいい……。
駒之助のセリフで会場の空気が変わる場面もあったりして、他の出演者の方が好きで観に来て、今日越岡さんのことを初めて見た人たちも、きっとかっこいいなって思ってるんだろうなぁ〜〜〜〜と思ったらもうね、もう、、、、ハァーーーーーーーーー好き。。。。。
戦ってるときは鋭い視線で、ほんとあの目が忘れられない…。戦ったり怒ったりしてるシーンが多かったから、基本かっこいいんだけど(基本かっこいい!!)(基本かっこいい!!)、めっちゃ可愛い笑顔を見せてくれるところもあって。
町の遊郭のおかみさん(小川菜摘さん)がおにぎり握ってくれて、夜食に食べなって言ってくれるんだけど、そのときのぱあって嬉しそうな笑顔!!!!はい!!!!可愛い!!!!!!!!!!!
里見さんファン、京様ファンのマダム!!!今可愛いって思ったでしょ!?ですよねですよねーーーーーー可愛いですよねーーーーーいかがですか??ジャニーズの異端児ん(byマツ)ふぉ〜ゆ〜越岡裕貴32歳!!!!!
町のみんなが市蔵さんをもてはやすもんだから「なんだよみんなして市蔵さん市蔵さんって・・・」って拗ねちゃう駒之助なんだけど、遊女の市松に「私は駒之助さんの方が好きですよ・・・?」って言われてデレデレするのも可愛いのなんの!!!
ラストシーンで、駒之助の旅立ちに泣きそうになってる市松にめっっちゃイケボで「市松!・・・・待ってろよ。」って言った時にはもう私の心の中の市松が『キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』って(うるせえ!!!)
決戦のとき、赤いたすきがけしてきて二の腕が露になってるのもたまらんかった・・・。柘植さんや市蔵さんがメインで戦ってるときは、余計な手出しはしないんだけど、何かあったらいつでも斬れるように鋭い目で刀構えて待機してるんだよね。うううかっこいい・・・。
駒之助様の殺陣で、死ぬほど長い両脚を広げつつまあまあの高さからジャンプして飛び降りながら刀を振り下ろすっていう意味わからんぐらいかっこいいやつがあるんだけど意味わからん(語彙力ZERO)
— アヤ☃️❄️ (@loflowers_) 2019年6月8日
駒之助様の殺陣、敵にズンズン向かって行って、刀振られたら首の動きだけでよけるのめちゃくちゃかっこいいんですよ。体幹が1ミリもブレないんですよ。敵は刀ブンブン振り回してるのに駒之助様はちょいって首動かしてよけるんですよ。
— アヤ☃️❄️ (@loflowers_) 2019年6月8日
とにかく殺陣がかっこいいことを伝えたい私
なんていうの?ダイナミックで荒々しいんだよね。。。テストステロンの極み。
こんなにかっこいいのに、カテコでは福士くんを紹介しようとして「M.A.D.の・・・」って言っちゃったり、公演回数間違えたり、めっちゃこしってて、本当に可愛いくて、そのギャップがたまらんかった。
終演後、もうこの殺陣見られないとか無理…駒之助さんとこれっきりなんて無理…と、うわごとのように(心の中で)つぶやきながらロビーに出ると、目に飛び込んできた文字。
「大阪公演・愛知公演 リピーターチケット販売中!座席選択可!」
は??
神か???
いやでも現金のみだし・・・今日お金下ろしてないし・・・
一応お財布あけてみよ・・・
お金あるやん・・・
「すみません土曜日の昼のチケットください」(この間約1分)
しかも、スタッフのお姉さんが見せてくれた購入可能な座席表、前列ブロックしかない。。
前例〜後列から選べるとかじゃなくて、前列しかない。
さすがに最前列はなかったけど、B列、C列とか(マジか???)
こんな距離で見たら討死不可避と思いつつ、乗るしかねぇこのビッグウェーブに!!とチケットを手に入れた私は、パンフレットを買い、会場を出てすぐに友人に電話をかけ、駒之助のかっこよさと一連の出来事を聞いてもらいながら帰路に着いた。
帰ってパンフレットを開いたら写真がめちゃくちゃかっこよく、(なんと撮影がレスリーキーさんだった)越岡さんが時代劇初挑戦っていうのに驚きのあまりひっくり返った。
翌日は一日中仕事だったけど、翌々日は早上がりだったので、帰り道に当日券のことが頭をよぎった。けどその日はふぉ〜ゆ〜がBS朝日の番組「My Anniversary Song」に出演するのをリアタイしたかったので、なんとか我慢して帰った。
そして迎えた2回目の観劇。
やっぱりめちゃくちゃかっこよくて、幕間にかばんから携帯を取り出そうとしたら手が震えてて床に落としちゃって、液晶が接触不良を起こしたらしく、画面に変な縦線が入った。
終演後ロビーで、ちらっとカウンターを見ると「愛知公演リピーターチケット販売中!」の文字。
大阪は全部売れちゃったのかな…やっぱり昼夜どっちも買っておくべきだったな…しくった…と思いつつ、ダメ元で「今日の夜ってありますか?」と聞くと「ありますよ〜〜!是非是非!」と座席表を出してきてくれた(あるんか〜〜い!)
夜公演のチケットを手に入れた私は、急いで駅に戻り、電車に乗って隣の駅の商業施設で赤のレターセットを買い、ドトールに駆け込み、公演の感想をしたためた。
ツイッターではよく名前を呼んでるけど、紙に書くのは初めてだったので、宛名を書く時ドキドキしてしまった(初恋か)
時間ギリギリまで書いてまた会場に戻り、お手紙BOXに入れた。ああ〜〜入れちゃった!!入れちゃったよ!!!「ふぉ〜ゆ〜 越岡裕貴様」の封筒を!!!(ちょっと静かにして)
3回目の観劇。
ラストシーンで、駒之助が通路を通って行くところがあるだけど、もちろんそれを知った上で通路横の席を購入した私だった。しっかり目に焼き付けようと思ったのに、ドキドキしすぎて記憶がない。しかも市松に呼び止められて立ち止まって振り返るところ、私の座ってる列の1列後ろだった。多分30センチくらいの距離だったと思う。近すぎて逆に見れなかった……。(合掌)
もはや3回目ともなると、出演者の皆さんのキャラクターやアドリブにもすごく愛着が湧いてきて、この舞台自体が好きになってしまっていた。でも大阪は明日でラスト。明日は仕事だから行けない。今日で見納めだよ。しょうがない。3回も見ることができただけで素晴らしいじゃないか。帰ろう……。
駅までの道を歩きながら、無意識にサムライ魂の公式ホームページを開き、愛知公演の日程を確認する。愛知は1日だけ。ふーん、再来週か……。あれ?その日私、休みじゃね???いやいや、何言ってるんだ?まだ観る気なのか?さすがにアカンやろ??あーもう駅も近づいてきたし、このまま電車乗って帰…………
無理でした。(でしょうね)
会場に戻ると、最後のお客さんが出て、入り口を閉めるところだった。スタッフの方に声をかけて、「あの〜、片付けてるところ本当に申し訳ないんですけど、愛知公演のチケットってまだ買えますか?」と聞いたら快く入れていただき、担当の方を呼んできてくださった。昼間と同じお姉さんで、「あっおかえりなさい^ ^」と言われてしまった(恥of恥)
お姉さん「昼と夜どちらにされますか?」
わたし「どっちも買います!!」
お姉さん「力強いお言葉!!明日の千秋楽も待ってますね!」
明日も来ると思われてるwwwww
明日は仕事で行けないと伝えるとすごく残念そうにされてしまった…。ご期待に添えず申し訳ない。
もう終わりとかやだ…。→また観れる!!の繰り返しでここまで来たけど、次の愛知公演で本当に最後。大千穐楽を終えた後の自分の情緒が怖い。
と、ここまで大千穐楽の前に書いていて、ここからは大千穐楽を終えたあとの新幹線で書いてます。
もう、本当に、来てよかった。
あの時引き返してチケット買ってよかった。
5回観てもまだまだ観たいけど、とりあえず今のところ殺陣のシーンを脳内再生できるくらいには目に焼き付けた。
コンサートが大好きな私は舞台にそんなに興味がなくて、ショータイムがある少年たちや、滝沢歌舞伎みたいなエンターテイメント性のある舞台以外で、こんなに何度も観たのは初めてだった。
まあ、観たくてもチケットがないっていうことも多々あったんだけど、今回チケットが増やせる状況だったから、行けるだけ行きたい!って思ってしまった。その気持ちを大切にしたことを1ミリも後悔してないし、行ってよかった。
一番は駒之助さんが観たいって理由だったけど、何回も観るうちにこのカンパニーが大好きになって、アドリブの楽しさや日々ブラッシュアップされてるのを感じることができて、生の舞台ってやっぱりいいな、と思った。
発表された時から不穏な空気が漂ってた舞台だったし、「そのシーンいる?」「逆にそのシーンなんではしょった?」「荘一郎怪我してる設定やったのにいつのまに全快した?」「突然のBL展開なに?」「町民、おじいちゃんも女の子も竹槍で刀に立ち向かっていって大丈夫?」とか色々ご不明な点はあったんだけど笑、キャストの皆さんが一生懸命、良い舞台にしようって努力して作り上げてきたんだなっていうのが本当に伝わってきて、この作品の登場人物たちが大好きになっていったよ。もっとたくさんの人に見てもらいたかった。
と同時に、前評判に踊らされて、越岡さんの出る舞台を1回でいいなんて思ってた私の馬鹿さ加減にも呆れましたわ。
いや、天下のふぉ〜ゆ〜・越岡裕貴よ?先輩のバックについた数は随一、先輩からの熱い信頼を得、類稀なるパフォーマンス能力を持ち、伝統芸能・Endless SHOCKに呼ばれ続ける男よ?どんな現場でも最高のものを見せてくれる信頼しかないじゃないか??私が愚かでしたよ。今後は心してチケットを申し込みます。
難波の駒之助に出会えてよかった。
越岡さんの殺陣に全力出してよかった。
「駒之助さん!きっと、帰って来てくださいね!」
(ラストシーンの市松のセリフ)
たたみます。